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Blockstream、米国ツアーを締めくくる決定的なメッセージ:金融の未来はビットコインの上に構築される

  • 執筆者の写真: yutaro stacksats
    yutaro stacksats
  • 6月18日
  • 読了時間: 7分

Blockstreamの米国ツアーは金曜日に幕を閉じました。その旅は、すべての偉大なビットコイン物語が始まるべき象徴的な場所──そう、ピザから始まりました。


具体的には、ニューヨーク市のPubKeyで開催された「ビットコイン・ピザ・デー」イベントにおいて、Blockstreamはメインスポンサーとして参加し、Blockstream Jade Classic ハードウェアウォレット1,000個を寄付することでこの日を祝いました。寄付先は、世界中で草の根のビットコイン教育を推進している非営利団体 My First Bitcoin です。



このようにツアーはビットコインの素朴な起源に敬意を表して始まりましたが、Blockstreamのより大きなビジョンが本格的に示されたのは、ラスベガスでのことでした。世界最大のビットコインカンファレンス Bitcoin 2025 のステージ上で語られた、ひとつの決定的なメッセージによって──


「金融の未来はビットコインの上に構築される」 (The Future of Finance Runs on Bitcoin)

Bitcoin 2025での決定的な瞬間


Bitcoin 2025において、Blockstreamは過去10年以上にわたり築いてきたビジョン──ビットコインを基盤とする新たなグローバル金融システム──に関する最も重要なメッセージをついに世に示しました。


Blockstream CEO アダム・バック博士が、Bitcoin 2025のステージでBlockstreamの戦略的ビジョンと新アプリを紹介。

基調講演の中で、アダム・バック博士は、コンシューマー、エンタープライズ、アセットマネジメントの3本柱からなる新たな戦略ビジョンを発表しました。このビジョンは、ビットコインのユーザーを1億人から10億人規模へと拡大させるためのものです。



講演中に発表された新しい Blockstreamアプリ は、Jadeハードウェアウォレットとの統合や Liquid Network の活用など、Blockstreamの先進技術を結集した重要プロダクトです。これにより、ユーザーはビットコインやトークン資産の購入・保管・管理を、これまでになく簡単かつ安全に行えるようになります。



企業や機関向けには、「ビットコイン・ネイティブ」なインフラに焦点が当てられました。具体的には、安全な資産発行、セルフカストディによる資金管理、企業財務におけるビットコインの活用などです。アダムは複数の著名パネルに登壇し、Galaxy Digitalのアレックス・ソーン氏、Pantera Capitalのダン・モアヘッド氏、DTAP Capitalのダン・タピエロ氏と共に、ビットコインがマクロ資産として制度化されていく過程について議論しました。


“FringeからFoundationへ”──ビットコインが制度の主流へと移行する過程を語るハイレベルパネルにアダムが登壇。

Blockstream CIOのショーン・ビルも講演を行い、「なぜ洗練された投資家はビットコインをポートフォリオに組み込むべきなのか」というテーマで、マクロ経済動向、リスク評価、そしてビットコインがいかにして「プロ向け資産」としての地位を確立しつつあるかを、データに基づいて解説しました。これにより Blockstream Asset Management の国際的な注目度もさらに高まりました。


Blockstream CIOのショーン・ビルが、ビットコインへの制度的資産配分の根拠を解説──マクロ動向、リスクフレームワーク、プロ投資家の関心の高まりを掘り下げる。
Blockstream CIOのショーン・ビルが、ビットコインへの制度的資産配分の根拠を解説──マクロ動向、リスクフレームワーク、プロ投資家の関心の高まりを掘り下げる。

一方、Blockstream Researchは、Jonas Nickによるシールド・カヴナントと量子耐性に関するプレゼンテーション、Andrew Poelstraによる表現力豊かなスクリプティングがもたらす未来に関するパネル登壇を通じて、その技術的リーダーシップを改めて示しました。


会場外では、Blockstreamのブースが来場者のお気に入りスポットとなり、BlockstreamとFulgur Venturesが共催した招待制の「Bitcoin Capital Summit」には、伝統金融(TradFi)の重要な意思決定者が集結しました。これにより、Blockstreamはビットコインと伝統金融の交差点に立つ存在としての地位をさらに強固にしました。



テキサスからカリフォルニアへ──勢いを加速させる旅路


ラスベガスに向かう前、Blockstreamチームは全米を横断しながら重要な都市を訪れ、ビットコイン・ネイティブ金融の可能性を、ファミリーオフィスやファンドマネージャー、政策立案者、公的年金の資金配分者にまで広く伝えていきました。


ヒューストンでは、アダムとショーンが地元ファンドやファミリーオフィスと会談し、アダムは Bitcoin Today Coalition のリサ・ハフ氏と共に、年金や基金におけるビットコインの戦略的役割をテーマに、Coronado Clubでのトークイベントとカクテル交流会に登壇しました。


アダム・バックがヒューストンのCoronado ClubでLisa Hough(Bitcoin Today Coalition)と共に、「年金と基金におけるビットコインの役割」を語る。
アダム・バックがヒューストンのCoronado ClubでLisa Hough(Bitcoin Today Coalition)と共に、「年金と基金におけるビットコインの役割」を語る。

オースティンでは、代替投資カンファレンス Talking Hedge に参加し、アダムとショーンが制度的資本の変化におけるビットコインの役割をテーマに共同で登壇しました。



さらにBitcoin Parkでも登壇し、アダムはパーカー・ルイス氏、トゥール・デメスター氏と共に、サイファーパンクの実験から制度対応型マネーへと進化したビットコインの軌跡について語り、ショーンは世界経済のマクロトレンドに関する講演を行いました。



また、アダムは現地で Bitcoin Frontierポッドキャスト に出演し、自身のビットコインとの歩みや「ビットコインはまだ著しく過小評価されているのではないか」という考えを語りました。



その後、アダムとショーンは Marty Bent’s TFTC に揃って出演し、新しい金融システムにおいてビットコインが「スーパーカレントラル(超担保資産)」として果たす役割を掘り下げました。



この時期には、テキサス州で長らく待たれていた ビットコイン準備法案 の歴史的な可決もあり、アダムはダラスを訪問。Texas Blockchain Council 主催のトークイベントに登壇し、その後のレセプションでは、急成長を続けるテキサスのビットコイン・エコシステムの関係者たちと交流しました。また、TBC代表リー・ブラッチャー氏との Texas Block-Cast では、Blockstreamの歩みや、テキサスがビットコインの電力・マイニング革新拠点となりつつある現状について語りました。


アダムがTexas Blockchain Councilと共にダラスを訪問。テキサスは今や、ビットコイン政策とインフラの最前線へ。
アダムがTexas Blockchain Councilと共にダラスを訪問。テキサスは今や、ビットコイン政策とインフラの最前線へ。

テキサスから西へ向かったチームは、カリフォルニアのベイエリアにある新オフィス「Menlo Park拠点」を訪問し、同僚やパートナー企業と会談。州のイノベーション・エコシステムを活用した次世代のビットコインインフラ推進について意見交換を行いました。


その少し前には、アダムが単独でロサンゼルスに赴き、LACERA(ロサンゼルス郡職員退職年金協会)元議長であるジーナ・サンチェス氏とともに、SACRS(カリフォルニア州退職制度協会)カンファレンスでのトークセッションに参加。ETF時代以降、公的年金や医療機関の基金がビットコインにどう向き合うべきか(リスク・カストディ・長期ポジショニング)を主題に意見を交わしました。


アダム・バックとジーナ・サンチェスがSACRSで対談。機関投資家にとってのリスク・保管・長期戦略としてのビットコイン活用を深掘り。
アダム・バックとジーナ・サンチェスがSACRSで対談。機関投資家にとってのリスク・保管・長期戦略としてのビットコイン活用を深掘り。

ニューヨークで締めくくる“ビットコインの軌跡”


Blockstreamの米国ツアー最終地は、原点であるニューヨーク── iConnections Global Altsカンファレンス で幕を閉じました。ここには、機関投資家や資産運用マネージャーが集まり、代替投資の未来を描く場として注目を集めています。


ガラスハウスのステージでは、Blockstreamのアダム・バックが登壇し、Pantera Capitalのポール・ブロドスキー、Grayscaleのデイブ・ラヴァル、KAUST Investment Managementのマノジ・ヴァスデヴァンらとともに、CNBCのタナヤ・マシールがモデレートを務めるパネルに参加。ビットコインを組み込んだ分散ポートフォリオの戦略と、今後の金融システムでビットコインが占める地位の変化について議論が交わされました。



同時に、ショーン・ビルはFintech.TVの「Opening Bell」に生出演し、Blockstreamの資産運用戦略を語るとともに、なぜ多くの機関がビットコインを長期的な準備資産として選ぶようになってきたのかを解説。この放送をもって、Blockstreamはメディア露出でも記録的な月を締めくくる形となりました。



さらに今月は、Bloomberg Cryptoへのアダムのライブ出演、Forbes、The New York TimesThe Wall Street Journalとの1on1インタビューも実施。以下の主要メディアにも取り上げられました:Bitcoin MagazineDecryptRoxomTVBTC Echo、BeInCrypto


また、ピート・リゾーとの対談(Supply Shock)など複数の注目ポッドキャストの収録も行われ、今後数週間以内に順次公開される予定です。これにより、Blockstreamのビジョンと、変化しつつあるビットコイン採用のダイナミクスに、より深い洞察がもたらされるでしょう。




未来の10年を形づくる“リアルな対話”が始まった


Blockstreamの全米ツアーは終わりましたが、その旅路で生まれた対話は、今まさに始まったばかりです。テキサス、カリフォルニア、ラスベガス、ニューヨークを巡る3週間、焚き火形式のトーク、パネル、非公開ミーティングを通じて、Blockstreamは次世代の金融をつくる意思決定者・資金配分者・ビルダーたちと直接対話を重ねました。


そして、どの地でも一貫して発信されたメッセージは明快でした──

未来の金融はビットコインの上に築かれる。そしてBlockstreamはその“レール”を敷いている。

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